新年のご挨拶&令和4年のあゆみ(通知表)
2023年1月
新年、明けましておめでとうございます。
昨年も多くの人に支えていただき、無事に一年を過ごすことができました。
世界中で困難を抱える人が大勢いる中で、
心落ち着けて新年を迎えることが出来ることを心から感謝します。
本年よりSBBの二年目がスタートします。
これからどのような一年が始まるのか、全く予想がつきません。
今年の活動が始まる前に、昨年(SBB初年度)の活動を振り返ってみましょう。
昨年のSBBのあゆみ(通知表)を開いてみると、以下の5段階評価が目に飛び込んできました。
① SBB金融部門 ⇒ 4
② 「温かいお金」と「想い」の循環部門 ⇒ 4
③ 学校及び企業での社会貢献普及活動 ⇒ 2
それぞれの中身を見てみましょう。
① SBB金融部門(金融商品仲介事業)
私は「社会をより良くしたいと願う人・企業・団体」と行動を共にしているため、とても気持ちのよい時間を過ごしている。そんな中、偶然の出会いや有り難いお申し出により、SBBでご資産をお預かりすることがある。
SBBを通してお取引していただいた金融商品売買手数料は社会に還元される。
私は金融機関に勤務している時ですら、自分から営業提案をほとんどしなかったが、SBBの金融部門においてはその傾向がより顕著である。SBBはお客様の資産運用のお手伝いをして、結果として社会にお金が還元する器(ツール)である。お客様の“想い”を還元する窓口としてSBBを使ってもらいたい。
そのため、私はSBBから給料を頂戴する気が起こらない。今年は幸運な要素が重なり、思ったよりも多くの金融資産をお預りすることができた。感謝の気持ちとともに、お客様の信頼に応えたいと思っている。
SBBは一般社団法人であるものの、営利企業として活動しているため、事業の永続性が求められる。
SBBの運営方針はお客様からの手数料を少なくしながらも、利益が出た場合に内部留保を社会還元に回すという方針であるため、永続性の観点からみると、針の穴に糸を通すようなビジネスモデルである。事業を永続させるためには、預かり資産の額を地道に積み上げていくことが最も重要である。
私はUBSやクレディ・スイスに勤務していた頃から、収益より預かり資産の額を大事にしてきた。自分の信用のバロメーターだと思っている。
私はSBBをスタートしてから、前職であるクレディ・スイス時代のお客様にSBBでの資産運用をお願いすることはしなかった。なぜなら、クレディ・スイスを辞めるときに、私の可愛い後輩たちにお客様を任せてきたので、私からアプローチをかけるようなことはしたくなかった。クレディ・スイスの信用不安が増大した時は、クレディ・スイスのお客様から私に連絡が入ったものの、そのまま置いてもらうようにお願いもした。
結果として、新規でのお客様のお預かり資産が半分以上を占めるようになった。
これからもSBBは「社会をより良くしたいと願う人」と並走していきたい。
新しい出会いが楽しみである。
② 「温かいお金」と「想い」の循環部門
昨年、私が起点となり社会を良くするために使われる「温かいお金」の合計額は7,000万円以上となった。この金額は、私が「NPOの代表」と「社会をより良くしたいと願う人」を繋ぐことで、新たに生み出された金額である。
特に昨年末に一般社団法人明日へのチカラが取り組んだ「ドコデモこども食堂」プロジェクトのクラウドファンディングでは、多くの人の温かいご支援により3,600万円ものご資金が集まった。賛同してくれた人たちの期待に沿う活動をしていきたい。
日本のいくつかのプロジェクト以外にも、カンボジアやラオスの大学生への奨学金として1,500万円ほどの資金が循環している。彼らは高校に進学するにも奨学金がなければ、学業が続けられない。ましてや大学進学に関しては尚更のことである。日本人からの奨学金で成長した彼らが、将来日本との架け橋になってもらえることを願っている。
一般的に金融マンが重視にする指標は、融資残高や投資信託の販売残高であるが、私はこの「温かいお金」の積み上げ残高を一つの指標としている。
③ 社会貢献及びソーシャルビジネス普及活動
学校や企業において、社会貢献活動やソーシャルビジネスを普及する活動であるが、活動実績は少なかった。ベンチャー企業のピッチイベントに呼んでいただくことは何度かあったが、多くのベンチャー企業のサポートに注力できる時間は捻出できなかった。反省点である。
学校や企業で社会貢献やソーシャルビジネスを教えることに、ひとつの課題がある。それは私が大勢の人の前で話すのが苦手だということである。克服しないといけない。
今年は株式会社ユーグレナさんと一緒に「高校生ソーシャルビジネス大賞」を立ち上げようと考えている。実現に向けてスポンサーの募集や実施計画を立てていきたいと思っている。
それでは本年も皆様と一緒に楽しい活動ができれば幸いです。
宜しくお願い致します。