タイのチェンマイ(Chiang Mai)にて

 

今回の旅は、バンコク2泊→メーソート2泊→チェンマイ2泊→バンコク1泊というルートである。
ミャンマー難民の支援活動や奨学金を支給している大学生との交流を主な目的としている。

本日は訪問先のひとつであるチャンマイのChildren Medical Fund(CMF)という施設を紹介したい。2名のスイス人が立ちあげたNGO(チャイルズドリーム)が2006年から運営をおこなっている。

CMFに運ばれてくる子供たちは、90%がミャンマー人で、10%がラオス人である。

母国では治療できない子供たちは、チャイルズドリームと連携する現地NGOのサポートにより親と一緒にCMFにやってくる。ここで子どもたちはチェンマイ病院で行われる手術の前後の時間を過ごす。

CMFのスタッフは親子の入国手続き、病院との打ち合わせ、滞在中のお世話、帰国後の病状管理などとても忙しい。

 

 

ここに来る子供たちの約90%は、心血管の疾患を患っている。この施設がないと助からない命である。
生まれつき肛門に異常があり、排便できない症状の子どもたちもいる。

私は定期的にCMFを訪問し、運営資金のサポートを行っている。
ここでいう私のサポートとは、寄付者とCMFをつなぐことである。

寄付金の使途は、チェンマイ病院で手術をする費用(直接費)のみならず、親と子どもが滞在する食費や衣料、スタッフの給与など(管理費)に使われる。寄付金のうち管理費は8%であり、残りの92%が手術の費用として充てられる。素晴らしく効率のよい運営ができていることに驚く。

CMFの運営を資金的にサポートしている日本人は少なくとも3人いる。
私は寄付者とCMFの間に入り、寄付者に活動状況を報告している。

 

 

私が訪問した日は、3名の日本人看護師がボランティアとして子どもたちのお世話をしていた。
みんなでゲームを楽しみ、日本から持参した「たこ焼き機」で作ったたこ焼きを食べていた。
子どもたちのみならず親たちも、とても楽しそうである。

 

 

子どもたちは私に手術後の大きな傷跡を見せてくれた。とても痛々しい。

小さな体で心臓の手術をすることがどれほど負担の大きなことかと胸が痛む。偶然にもここに来ることができた子どもたちは幸運である。ミャンマーやラオスの農村に住む同じ症状の子どもたちの多くが適切な治療を受けられずに亡くなっている。

CMFは常に資金難の状況であり、資金的な制約がなければ、もっと多くの子どもたちの命が助かっているだろう。

私にできることは、CMFの意義を多くの人に知ってもらい、少しでも寄付活動に参加してくれる人を現地につなぐことである。これからも救われるべき命が助かることを祈っている。

 

 

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ムハマド・ユヌス様

グラミン銀行創設者
ノーベル平和賞受賞者

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第二電電(現KDDI)、イーモバイル(現ワイモバイル)創業者、レノバ名誉会長
千本倖生様

第二電電(現KDDI)
イーモバイル(現ワイモバイル)創業者 
レノバ名誉会長  千本倖生様

一般財団法人 
こどもたちと共に歩む会

第二電電(現KDDI)、イーモバイル(現ワイモバイル)創業者、レノバ名誉会長
千本倖生様

第二電電(現KDDI)
イーモバイル(現ワイモバイル)創業者 
レノバ名誉会長  千本倖生様

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東 信吾
Azuma Shingo

一般社団法人ソーシャルビジネスバンク
代表理事

 

【経歴】
1974年生まれ
大阪大学経済学部卒、大和銀行(現りそな銀行)、シティバンク、日本不動産研究所、UBS、クレディ・スイス(西日本地域の営業責任者)

社会活動家/プライベートバンカー/不動産鑑定士

大学生の頃よりプライベートバンカーを志向する。
UBSアジアパシフィック地域において7年連続「ドラゴンクラブ」を受賞(日本人初)。
2015年、世界のトップバンカーの一人として「UBSサークルオブエクセレンス」を受賞
(唯一の日本人プライベートバンカー)。

2008年よりNPOのスタッフとして、タイ、ラオス、ミャンマー、カンボジアにおける社会貢献活動に参画。

2012年よりバングラデシュにて、グラミン銀行創設者でノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス博士と自動車整備士養成プロジェクトを運営。

日本アントレプレナー大賞ソーシャルビジネス部門を創設(審査責任者)。
ソーシャルビジネスの普及活動に専念。


2022年より社会に「温かいお金」と「想い」を循環させることを目的に、一般社団法人ソーシャルビジネスバンクをスタート。日本で初めて金融商品仲介業を株式会社でなく、一般社団法人にて運営(組織形態及び定款は非営利徹底型)。


この法人では、

  1. 富裕層や企業オーナーを社会貢献活動の世界に導く
  2. 富裕層や企業の社会貢献活動をお手伝いする
  3. 金融商品仲介業務で得た法人利益から法人税納税後の内部留保の半分以上を、顧客の希望に即した社会貢献活動に充当する
自身は上記3事業を無報酬(ボランティア)で行っている。


(公財)東京コミュニティー財団理事
(公財)千本財団理事
(一社)明日へのチカラ理事 ほか

世界4大会計事務所のひとつであるEYグループの日本法人(EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社)シニアフェロー

 

東信吾/azumashingo