財団や社団を作らずに自身の社会貢献活動を創造する Vol.2(タクト奨学金)

タクト奨学金

 

多くの富裕層や企業が自分の想いを後世に伝えたいと財団や社団を作ろうとしている。
素晴らしい取り組みである。
一方で財団や社団の運営や管理、資金運用をどのようにしたら良いのか、悩みがつきない。

 

今回はある企業が取り組んでいる奨学金制度を事例にして、使いやすい基金の作り方を紹介する。
その前に、もしあなたが新しく奨学金制度を作りたいと思っている資産家や企業の担当者である場合、以下の奨学金をどのように作りますか?

寄付者:あなた
目的:地元の高校生に対し、大学で地方創生を学び、将来地元の発展に寄与してほしい。
対象者:地元を愛し、向上心がありながらも経済的に支援が必要である成績が優秀な高校生
制度:年間50万円を4人に支給。返済の義務なし。他の奨学金と併用可能。
その他:奨学金の授与式の開催、学業の進捗管理を実施。

 

あなたはこの取り組みをしたいと思っても、
どこから手を付けて良いか分からず、雲をつかむ思いになりませんか?

ではどうしたら良いか? 答えは “お任せ” です。

どこに “お任せ” するのかというと、公益財団法人公益推進協会です。
この組織のもとで、自分の「マイ基金」という奨学金制度を作るのが簡便です。

この制度を使っている企業のひとつに、税理士法人タクトコンサルティングがある。

【タクト奨学金】
寄付者:税理士法人タクトコンサルティング
目的:次世代を担う税理士・公認会計士等会計専門職における人材の育成を図るため
対象者:向上心がありながらも経済的に支援が必要である有能な若者
制度:年間20万円を10人に支給
返済の義務なし。他の奨学制度との併用も可能。

 

税理士法人が、優秀な会計専門家を育てたいという想いは素晴らしい。
奨学金という制度を作り、実際に行動に移している。

私は「人を見る時に、言葉ではなくて、行動を見て判断する」を常にしている。
その意味においては、行動に移している企業の言葉は信用に値する。

 

税理士法人タクトコンサルティングは公益財団法人公益推進協会が運営する「マイ基金」を使い、自身の名前を付けた「タクト奨学金」を作る。応募者の募集や管理などは公益推進協会が行ってくれる。つまり自社で奨学金制度を作るために、社内のスタッフを選任する必要がないのだ。

その代わり、運営費用を公益推進協会に支払うが、その金額は基金の10%程度であり、自社で管理運営することを思えば安いものである。専門知識がある公益推進協会の力を借りれることは大きい。しかも公益財団法人への資金拠出であり、寄付者は税制優遇が受けられる。

 

私に「マイ基金」制度を教えてくれた税理士法人タクトコンサルティングの担当者のおかげで、来年から私が懇意にしている企業が「マイ基金」を使うことになった。

マイ基金について

この企業の総務責任者は、創業者の想いをどのように形にしたら良いか悩んでいたとき、私に相談をした。この企業はすでに社会貢献をする器である一般社団法人を作っていることから、新たに社団法人や財団法人を作って運営するのは大変だと思っていたらしい。

タクトコンサルティングの担当者は、この会社の総務責任者にZOOMで制度概要を説明してくれた。これにより、自身の企業が取り組もうと思っている奨学金制度のイメージを掴むことができた。

 

私自身、企業経営者や富裕層の財団や社団の設立・管理・資金運用をいくつも手伝っている。
一方で、社会貢献活動を簡便にスタートできるのであれば、どんどん「マイ基金」のような仕組みを使って社会に温かい資金を循環させたいと思っている。

私の社会的使命は、社会に資金を循環させる起点となる、ことである。

「簡便」かつ「税制優遇」が受けられる。
なんとも富裕層や企業にとって心地よい響きである。

 

※マイ基金については、以前のブログ「財団や社団を作らずに自身の社会貢献活動を創造するVol.1」にも記載があります。

※タクト奨学金についての概要説明が必要でしたら、担当者(高木公認会計士・税理士)までご連絡ください。

※冒頭の写真はイメージ写真であり、タクト奨学金の奨学生ではございません。

Trusted By

ムハマド・ユヌス様

グラミン銀行創設者
ノーベル平和賞受賞者

公益財団法人 千本財団

第二電電(現KDDI)、イーモバイル(現ワイモバイル)創業者、レノバ名誉会長
千本倖生様

第二電電(現KDDI)
イーモバイル(現ワイモバイル)創業者 
レノバ名誉会長  千本倖生様

一般財団法人 
こどもたちと共に歩む会

第二電電(現KDDI)、イーモバイル(現ワイモバイル)創業者、レノバ名誉会長
千本倖生様

第二電電(現KDDI)
イーモバイル(現ワイモバイル)創業者 
レノバ名誉会長  千本倖生様

一般社団法人 
明日へのチカラ

ロート製薬創業家  
山田安廣様

一般財団法人
チャイルドライフサポートとくしま

大塚製薬創業家  
大塚芳紘様

公益財団法人 
木口福祉財団

ワールド創業家  
木口由美様

一般財団法人 
本願寺文化興隆財団

親鸞25代目、
平成上皇の従兄弟いとこ 
本願寺法主 大谷暢順様

NPO法人 
SK Dream Japan

オートバックス創業家  
住野和子様

公益財団法人 
東京コミュニティー財団

東 信吾
Azuma Shingo

一般社団法人ソーシャルビジネスバンク
代表理事

 

【経歴】
1974年生まれ
大阪大学経済学部卒、大和銀行(現りそな銀行)、シティバンク、日本不動産研究所、UBS、クレディ・スイス(西日本地域の営業責任者)

社会活動家/プライベートバンカー/不動産鑑定士

大学生の頃よりプライベートバンカーを志向する。
UBSアジアパシフィック地域において7年連続「ドラゴンクラブ」を受賞(日本人初)。
2015年、世界のトップバンカーの一人として「UBSサークルオブエクセレンス」を受賞
(唯一の日本人プライベートバンカー)。

2008年よりNPOのスタッフとして、タイ、ラオス、ミャンマー、カンボジアにおける社会貢献活動に参画。

2012年よりバングラデシュにて、グラミン銀行創設者でノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス博士と自動車整備士養成プロジェクトを運営。

日本アントレプレナー大賞ソーシャルビジネス部門を創設(審査責任者)。
ソーシャルビジネスの普及活動に専念。


2022年より社会に「温かいお金」と「想い」を循環させることを目的に、一般社団法人ソーシャルビジネスバンクをスタート。日本で初めて金融商品仲介業を株式会社でなく、一般社団法人にて運営(組織形態及び定款は非営利徹底型)。


この法人では、

  1. 富裕層や企業オーナーを社会貢献活動の世界に導く
  2. 富裕層や企業の社会貢献活動をお手伝いする
  3. 金融商品仲介業務で得た法人利益から法人税納税後の内部留保の半分以上を、顧客の希望に即した社会貢献活動に充当する
自身は上記3事業を無報酬(ボランティア)で行っている。


(公財)東京コミュニティー財団理事
(公財)千本財団理事
(一社)明日へのチカラ理事 ほか

世界4大会計事務所のひとつであるEYグループの日本法人(EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社)シニアフェロー

 

東信吾/azumashingo