地域で取り組むひとり親への支援活動

 

楽天証券の金融商品仲介業者である一般社団法人ソーシャルビジネスバンク(SBB)は、社会貢献活動をするための器である。

お客様にSBB(楽天証券)でお取引いただいたときの売買手数料を売上として、経費・法人税を引いた残りが内部留保となる。内部留保の半分以上を、お客様の関心の高いNPOに寄付をしている。社会還元に回す金額を大きくするために、私自身は給与をもらっていない。そんな活動を楽しんでいる。

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今回、四国在住のお客様から頂いた債券売買手数料の還元についてお話をしたい。

SBBはお客様の地元で社会課題に向き合う「ひとり親パートナーズ」を選定した。お客様から頂いた債券売買手数料を原資に、SBBはひとり親パートナーズに約50万円を寄付した。

ひとり親パートナーズはその名のとおり、ひとり親を支援している団体である。ひとり親に対して、相談会や食料配布、生活支援などの寄り添った支援活動を行っている。この団体はひとり親に対する支援として、親向けに4つの講座(コミュニケーション、進級進学、暮らしを見直す、家計を見直す)の開催を自治体に提案し、補助事業として採択された。

但し、ここで問題がある。ひとり親向けの講座の場合、一緒に連れてきた子どもたちを預かってもらう場所がないと、親たちは落ち着いて講義を受けることができない。

 

ひとり親パートナーズのスタッフの皆さん

 

そこで地元の高松大学発達科学部・高松短期大学保育学科と連携し、親向けの講座と同じ時間に、学生たちが子どもたち向けの講座を開催してくれた。教育職・保育職をめざす学生にとっても、子どもたちとの関りは貴重な学びとなる。この大学の学長は地域を思いやる温かい人であり、この取り組みを快く承諾してくれた。

 

ひとり親 & 子ども向けの講座スケジュール

 

ある日曜日、高松大学・高松短期大学で第一回目のコミュニケーション講座が開催された。20名ほどのひとり親が参加した。彼女たちは講師の話を熱心に聞いて、グループワークを楽しんでいた。当日、私も参加し、親向けの講座を後席で聞いたり、子どもたちが学生と手作り楽器を作って演奏したりする様子を眺めていた。

SBBからの寄付金で、ひとり親へのお土産(家庭用品や食材)、学生たちのお弁当、子どもたちの楽器の材料費、NPOスタッフの給与などを賄った。

一般的に行政の助成金は資金使途に融通が利かない。そこでSBBが自由に使える資金を提供することで、ひとり親パートナーズは、積極的に地域を巻き込んだアクションが取れるようになり、最終的に地元の大学との連携まで進展した。

 

ひとり親向け講座の風景

子ども講座の風景

 

この講座を通じて、ひとり親たちは新しい知り合いが増えたようである。困った時に相談できる相手がいれば安心である。地元の自治体、NPO、大学が連携して、社会問題を少しでも解消しようと取り組んでいる。

SBBのお客様も地元に還元したいとの想いで、SBB(楽天証券)で外国債券を購入してくれた。証券会社で外国債券を購入する際、同じ売買手数料を払うのであれば、それを原資に社会還元に使ってもらえるSBB(楽天証券)で購入した方が良いとのことである。

いつも思う。支援に関わる人たちを手伝っている私が、一番の幸せを感じている。

 

Trusted By

ムハマド・ユヌス様

グラミン銀行創設者
ノーベル平和賞受賞者

公益財団法人 千本財団

第二電電(現KDDI)、イーモバイル(現ワイモバイル)創業者、レノバ名誉会長
千本倖生様

第二電電(現KDDI)
イーモバイル(現ワイモバイル)創業者 
レノバ名誉会長  千本倖生様

一般財団法人 
こどもたちと共に歩む会

第二電電(現KDDI)、イーモバイル(現ワイモバイル)創業者、レノバ名誉会長
千本倖生様

第二電電(現KDDI)
イーモバイル(現ワイモバイル)創業者 
レノバ名誉会長  千本倖生様

一般社団法人 
明日へのチカラ

ロート製薬創業家  
山田安廣様

一般財団法人
チャイルドライフサポートとくしま

大塚製薬創業家  
大塚芳紘様

公益財団法人 
木口福祉財団

ワールド創業家  
木口由美様

一般財団法人 
本願寺文化興隆財団

親鸞25代目、
平成上皇の従兄弟いとこ 
本願寺法主 大谷暢順様

NPO法人 
SK Dream Japan

オートバックス創業家  
住野和子様

公益財団法人 
東京コミュニティー財団

東 信吾
Azuma Shingo

一般社団法人ソーシャルビジネスバンク
代表理事

 

【経歴】
1974年生まれ
大阪大学経済学部卒、大和銀行(現りそな銀行)、シティバンク、日本不動産研究所、UBS、クレディ・スイス(西日本地域の営業責任者)

社会活動家/プライベートバンカー/不動産鑑定士

大学生の頃よりプライベートバンカーを志向する。
UBSアジアパシフィック地域において7年連続「ドラゴンクラブ」を受賞(日本人初)。
2015年、世界のトップバンカーの一人として「UBSサークルオブエクセレンス」を受賞
(唯一の日本人プライベートバンカー)。

2008年よりNPOのスタッフとして、タイ、ラオス、ミャンマー、カンボジアにおける社会貢献活動に参画。

2012年よりバングラデシュにて、グラミン銀行創設者でノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス博士と自動車整備士養成プロジェクトを運営。

日本アントレプレナー大賞ソーシャルビジネス部門を創設(審査責任者)。
ソーシャルビジネスの普及活動に専念。


2022年より社会に「温かいお金」と「想い」を循環させることを目的に、一般社団法人ソーシャルビジネスバンクをスタート。日本で初めて金融商品仲介業を株式会社でなく、一般社団法人にて運営(組織形態及び定款は非営利徹底型)。


この法人では、

  1. 富裕層や企業オーナーを社会貢献活動の世界に導く
  2. 富裕層や企業の社会貢献活動をお手伝いする
  3. 金融商品仲介業務で得た法人利益から法人税納税後の内部留保の半分以上を、顧客の希望に即した社会貢献活動に充当する
自身は上記3事業を無報酬(ボランティア)で行っている。


(公財)東京コミュニティー財団理事
(公財)千本財団理事
(一社)明日へのチカラ理事 ほか

世界4大会計事務所のひとつであるEYグループの日本法人(EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社)シニアフェロー

 

東信吾/azumashingo